クレカ不要でGCPを始めよう「Qwiklabs」が無料で使える♪


一昔前から、クレジットカード登録さえすれば、1年間無料、1ヶ月無料といった無償サービスが主流でしたが、最近は、クレジットカード登録が不要で試せるようになっている無償サービスが出てきていますのでまとめてみました。

1.AWS(アマゾン ウェブ サービス)編

AWS クラウド無料利用枠 | AWS」は、

  • 無期限無料
  • 12 か月間無料
  • トライアル

の3種類の無料で使えるサービスがありますが、クレジットカード登録が必須となっています。
AWSアカウントには、クレジットカード不要の AWS Educate Starter アカウントがあり、AWS Educateは世界中の 14 才以上の学生が利用できます。

2.AZURE(Microsoft Azure)編

クレカ不要で本物のAzureを試用できるMicrosoft Learnがあります。
どちらかというと、ドキュメントとラボが混在形式のセルフラーニング形式(ドキュメント割合が多い)となっています。
年齢制限や職業制限(学生のみ、教員のみ)、時間制限(30分だけ、1時間だけ、1か月だけ)などといった制約は見当たりませんでしたので3社の中では一番太っ腹なサービスであるように思います。
強いて弱点を挙げるとすれば、後述の「Qwiklabs」と比べ、実際のコンソール画面を操作するのではなく、AzureCLI等のコマンドラインベースの操作が大半のため、イメージが沸きづらいかもしれません。

3.GCP(Google Cloud Platform)編

GCPの無料枠」は、

  • 12 か月 $300 の無料クレジット
  • Always Free

の2種類の無料で使えるサービスがありますが、クレジットカード登録が必須となっています。
GCPをクレジットカード不要で試す方法としては以下の2点があります。

Qwiklabsは、GCPコンソールを操作するためのアカウントとパスワードが一時的に発行されますので、安心して試すことが出来ます。
ダディ伯爵は「GCP 認定資格チャレンジ - デベロッパー編」の記事にある無償キャンペーンを利用して、1 ヶ月間無料で試しました。
GCP の無料枠 - 無料の長期トライアル、Always Free  |  Google Cloud」を試す前にGCPを少しだけ触ってみたいという方は「Qwiklabs と Google Cloud Platform の概要」から始めれば良いかと思います。

まとめ

各社ともに共通して言えるのは、より多くのエンジニアに使って貰うために先行投資を盛んに行っており、ドキュメントをより分かりやすく豊富にし、ラボ環境も充実させ、自学自習のためのハードルを下げてきていると思います。
自力でスキルアップしてきた古参のエンジニアにとっては、至れり尽くせりの贅沢なサービスでありハードルがとても低く感じますが、残念なことに、IT業界の若手は知らない人が多いというのが実情です。この記事が皆様の一助となれば幸いです。


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